2009年04月15日

画期的な判決、素晴らしいです

昨日のニュースになりますが、一審・二審で痴漢で有罪とされていた大学教授に、最高裁が破棄自半で無罪判決を出しました。

当然のことながら痴漢は許されるものではありませんが、だからといって女性の言い分を全面的に信用して有罪とするなんてことはあってはならないことだと思います。
我々男性は、いつ何時やってもいない痴漢犯罪者として刑務所に入れられてしまう可能性があるということですから。
考えようによっては、これは北朝鮮のテポドンより現実的でおっかないですよむかっ(怒り)
「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則が、なぜか痴漢裁判に限っては無視されていたのですが、最高裁でこのような判決がでたのは非常に画期的で素晴らしいことだと思います。
女性の視点からいうと、これにより痴漢犯罪を告発しづらくなるという意見がでてくるのも分からなくはないのですが、だからといって冤罪の人を刑務所に入れてしまう危険性が高いこれまでの裁判のやり方は駄目だと思うんですよね。

最高裁のホームページにこの判決文が載っていたので、さっそく一通り読んでみました。

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090414170745.pdf

3対2で意見が分かれたみたいで、それぞれの裁判官の補足意見が判決文に盛り込まれていました。
というわけで、一歩間違えば、この当たり前なのだけれど画期的な判決は出ないところだったのです。
反対意見を書いた2人の裁判官(堀籠幸男氏と田原睦夫氏)は、「最高裁は事後審であるから〜」とか「被害者の供述の信用性を否定するのには無理がある」とかおっしゃっていらっしゃるのですが、そんな難しいことより次の2点をぜひともこの2人に聞いてみたいです。

@ あなたは被告人(大学教授)が痴漢行為を行ったと100%確信をもって言えるのですか?

A 100%確信をもてないのなら、冤罪の可能性がある人間を刑務所に収監する判決を出すことについて、何も思わないのですか?

@の答えがYESならAの質問は無意味になるのですが、そうであればこのような人物を最高裁判事として認めるわけにはいかないです。
また、Aの答えが「仕方ない」とかいうようなことであれば、やはりそのような考えの人物に最高裁判事でいてほしくないわけです。
ということで、この2人は次の衆院選のときにある

国民審査で×をつける

しかないですねパンチパンチパンチ

それにくらべて、那須弘平判事の補足意見はまさにそのとおりと思える素晴らしいものでした。
「冤罪で国民を処罰するのは国家による人権侵害の最たるものであり,これを防止することは刑事裁判における最重要課題の一つである」という文章で始まっていますが、反対意見を述べた堀籠氏と田原氏にこの言葉をどう感じているのでしょうか。
那須判事のような裁判官こそ、最高裁判事にふさわしいと心から思いました。


posted by エル99 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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